蛇の室・かぶら矢の試練（大国主命３）

　　　　蛇の室・かぶら矢の試練　４

須勢理媛がでていくと、たくさんの蛇が
かま首をもたげ、いっせいに大国主命に
むかってきました。

蛇が嫌いな大国主命は、その姿をみただ
けで気絶しそうでした。
夢中で、きれを三度ふりました。
すると、ふしぎなことに、蛇たちは急に
おとなしくなり、部屋のすみへひきさが
っていきました。

その後、二度と大国主命にむかってくる
ことはありませんでした。
須勢理媛のおかげで、大国主命は朝まで
ぐっすり眠ることができたのです。

次の朝。
さっそうとあらわれた大国主命をみて、
みことは「なぜ生きているのじゃ」と、
つぶやきました。

　　　　　　　　　つづく

蛇の室・かぶら矢の試練　１

蛇の室・かぶら矢の試練　２

蛇の室・かぶら矢の試練　３

「蛇の室・かぶら矢の試練」は、「いなばの白うさぎ」
「赤い猪」のつづきです。
読んでいないかたは、お暇な時に読んでくださいね。

　　　　「　いなばの白うさぎ　」

　　　　　いなばの白うさぎ　１

　　　　　いなばの白うさぎ　２

　　　　　いなばの白うさぎ　３

　　　　　いなばの白うさぎ　４

　　　　　いなばの白うさぎ　５

　　　　　いなばの白うさぎ　６

　　　　　「　赤い猪　」

　　　　　　赤い猪　１

　　　　　　赤い猪　２

　　　　　　赤い猪　３

　　　　　　赤い猪　４

　　　　　　赤い猪　５