蛇の室・かぶら矢の試練(大国主命3)


    蛇の室・かぶら矢の試練 5


その日の夜。
みことは、むかでと蜂がいっぱい入っ
ている室へ、大国主命をつれていきま
した。
「今夜は、ここで寝るがいい」



それを聞いた須勢理媛は、みことにみ
つからないように、別の首飾りのきれ
を、大国主命にわたしました。
「このきれを三度ふってね」と。



大国主命は、その夜も、そのきれでむ
かでや蜂を追いはらい、ぐっすり眠る
ことができました。
須勢理媛のおかげでした。



二度の試練を無事にきりぬけた大国主命
をみて、みことは「しぶといやつじゃ。
よし、今度こそみておれ」と、次の計画
をたてました。


        つづく



蛇の室・かぶら矢の試練 1

http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130204#p1


蛇の室・かぶら矢の試練 2

http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130205#p1


蛇の室・かぶら矢の試練 3

http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130206#p1


蛇の室・かぶら矢の試練 4

http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130207#p1


    

「蛇の室・かぶら矢の試練」は、「いな
ばの白うさぎ」「赤い猪」のつづきです。
読んでいないかたは、お暇な時に読んで
くださいね。


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130203#p1