女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの


女神さまからのおくりもの 41


第三章 座禅草が咲いている高原で 14


「清太さんのおかあさんって、どんな人」
「やさしい人。笑顔のすてきな人かな」
「清太さんは、おかあさんが大好きなのね」
「うん。大好きだよ」


かあちゃんが生きていたら、どんなにいい
だろう。
母のいないきよは、いつか清太のおかあさ
んに会ってみたいと思いました。
「おかあさんは、いつも家にいるの」
かあちゃんは、週に二度、長者の家へお
手伝いに行っている」


      つづく