[童話]女神さまからのおくりもの
女神さまからのおくりもの 40
第三章 座禅草が咲いている高原で 13
「清太さんは、なんでも知っているのね」
「かあちゃんが教えてくれたんだ。かあ
ちゃんは、花や小鳥が大好き。きよちゃ
んにも、いつかかあちゃんを紹介するね」
清太は、自分は何をいっているのだろう
と思いました。
庄屋のおじょうさまが、貧しいおらの家
に遊びにくることなんて、万に一つもな
いのに・・・と。
でも、かあちゃんに、きよちゃんを紹介
することができたら、どんなにいいだろ
うと思いました。
つづく