[童話]女神さまからのおくりもの
女神さまからのおくりもの 105
第六章 清太、山の中の湖へ 4
しばらくいくと、東の空がだんだんに明
るくなってきました。
そして、山の上から、太陽が顔をだしま
した。
太陽をみた清太は、ほっとしました。
「無事に湖がみつかりますように」
清太は、朝日にむかって祈りました。
やしきを出てから、どのくらいの時間が
すぎたのでしょうか。
やっと、麦草峠に着きました。
足の丈夫な清太でしたが、峠に着いた時
には、ぐったり疲れていました。
つづく