[童話]女神さまからのおくりもの
女神さまからのおくりもの 141
第七章 女神さまからのおくりもの 20
はてしなく続く草原を、清太がさっそうと
走っています。
「清太さーん。私よー」
きよは、大声でさけびました。
でも、清太からは、何の返事もありません。
「きよ。清太の元気な姿を見ることができて、
よかったね。さみしくなったら、いつでもこ
の湖へきなさい」
女神さまのやさしい声が聞こえてきました。
「女神さま。清太さんの元気な姿を見せてい
ただきありがとうございました。 家に帰り、
自分の使命をはたすようにします」
きよは、女神さまにお礼をいいました。
つづく