2008-01-01から1ヶ月間の記事一覧

しくらめん

「花のほほえみ」より しくらめん

きよと清太と、そして白駒

きよと清太と、そして白駒66 「こんなに朝早く、だれかしら?」 窓をあけると、白駒が立っていました。 「白駒。どこへ行っていたの。 心配していたのよ」 きよは、白駒にかけよりました。

童話集「風の神様からのおくりもの」

「風の神様からのおくりもの」は、 みほようこの初めての童話集。 2001年8月、「鳥影社」から発行 されました。 心を病む兄のために、明神様にお参り する心優しい少女の話など4編。 信州諏訪を舞台に、長野ひろかず先生 の美しい挿絵を添えて描かれる…

シンピジューム

「花のほほえみ」より シンピジューム

きよと清太と、そして白駒

きよと清太と、そして白駒65 どうしてこんなことになってしまった のだろう。 清太をおいだしたから、ばちがあたっ たのだろうか。 長者は、自分が大切にしていたものを、 すべてなくしてしまったような気がし、 がっかりしました。

ふしぎな鈴

「ふしぎな鈴」は、みほようこの三冊 目の童話。 リーン・リーン・リーン…。 500年の時をへて、心やさしい小桜 姫と現代の少女を結ぶ、美しい鈴の音 が聞こえる。 信州諏訪の「風の神様」が、そっと教 えてくれたお話。 人はなくなると その人の魂は どこ…

きよと清太と、そして白駒

きよと清太と、そして白駒64 第五章 白駒の池 「長者さま。た、大変です」 白駒の世話をしている人が、あわてて 長者をよびにきました。 「なにごとじゃ」 「し、白駒が馬小屋におりません」

竜神になった三郎

竜神になった三郎 http://www.geocities.jp/dowakan/saburou1.html 信州の諏訪地方には、「竜になった 三郎」という伝説があります。 「竜神になった三郎」は、その伝説を ヒントにして、みほようこが書いた物 語。 「竜神になった三郎」は、みほようこ の二…

いぬのふぐり

「花のほほえみ」より いぬのふぐり

きよと清太と、そして白駒

きよと清太と、そして白駒63 「いや・・・清太は、何もしない。 ただ・・・清太が・・・きよを・・・大好きだと いったからだ。 結婚することができない若い二人が、 同じ屋根の下で暮らすわけにはいかな いからね」

まさきの実

「花のほほえみ」より まさきの実

きよと清太と、そして白駒

きよと清太と、そして白駒62 「でも、白駒は、馬小屋にいるわ。 おつかいの時、清太さんは白駒に乗っ ていくのに、なぜ? それに、ほかの馬も、全部馬小屋にい るし。清太さんは歩いていったの?」 きよは、なんか変だなと思いました。

いぬのふぐりの花

「花のほほえみ」より いぬのふぐりの花

きよと清太と、そして白駒

きよと清太と、そして白駒61 清太は、湖のほとりで、ごろんと横に なりました。 雲ひとつない真っ青な空。 青く澄んだ湖。 「気持いいなぁ」 そうつぶやくと、清太は深い眠りに入 っていきました。

りゅうのひみつ日記

1月7日 よんだ [童話]火とぼし山を読んだよ 湖を泳ぐみたい おしまい 夜中に、湖を泳いでいた人は誰 でしょうか? こちらをどうぞ。 火とぼし山42http://d.hatena.ne.jp/youko510/20080108#p1 今、みほようこの日記では、 童話「火とぼし山」を連載して…

まさきの実

「花のほほえみ」より まさきの実

きよと清太と、そして白駒

きよと清太と、そして白駒60 穴から足をぬこうとした時、どこから かいいにおいがしてきました。 「何のにおいだろう」 清太は、あたりをみまわしました。 すると、みたことのない赤い木の実が 目に入りました。

りゅうのひみつ日記

1月7日 かんそう [童話]火とぼし山を読んだ 湖で魚をとるのかー おしまい 手長がとった魚は、何でしょうか。 こちらをどうぞ。 火とぼし山41http://d.hatena.ne.jp/youko510/20080107#p1 今、みほようこの日記では、 童話「火とぼし山」を連載しています…

桜の若木

「花のほほえみ」より 桜の若木

きよと清太と、そして白駒

きよと清太と、そして白駒59 清太は、その足音から逃げるように、 湖のまわりを夢中で走りました。 どのくらい走ったでしょうか。 十分? いや、二十分? 清太は、力の限り走りました。

りゅうのひみつ日記

1月6日 よんだ [童話]火とぼし山を読んだよ 姿をみるんだよ おしまい 明神さまは、誰の姿をみたのでしょうか。 こちらをどうぞ。 火とぼし山40http://d.hatena.ne.jp/youko510/20080106#p1 今、みほようこの日記では、 童話「火とぼし山」を連載していま…

万年青の実

「花のほほえみ」より 万年青の実

きよと清太と、そして白駒

きよと清太と、そして白駒58 その時です。 「ぐいっ」と、後から強く肩をつかま れました。 びっくりするほど強い力でした。 「だれだろう?」 後をみたけれど、だれもいません。

星のメール

星のメール http://www.geocities.jp/dowakan/hosi1.html

神社の巨木

「花のほほえみ」より 神社の巨木

きよと清太と、そして白駒

きよと清太と、そして白駒57 いやいや、そんなことをしてはいけない。 おらが死ねば、きよちゃんが悲しがる。 きよちゃんを悲しますことだけはして はいけない。 おらがしねば、とうちゃんもかあちゃ んも、かなしむだろう。 親より先に死ぬことはできない…

そよごの実

「花のほほえみ」より そよごの実

きよと清太と、そして白駒

きよと清太と、そして白駒56 これからどうやって生きていったらよ いのだろうか。 おらは、きよちゃんのことを、忘れる ことができるのだろうか。 清太は、きよのことを考えながら、湖 のまわりを歩きました。

みほようこ童話集・信州諏訪の「風の神様から聞いたお話」

みほようこが書いた信州諏訪の「風の神様から聞 いたお話」を紹介します。 みほようこ童話集「風の神様からのおくりもの」シリーズ 1−4 信州諏訪の風の神様(諏訪の明神さま) から聞いたお話がのっています。 最新の本より 1 ライオンめざめる ライオン…

きよと清太と、そして白駒

きよと清太と、そして白駒55 おらの家は、貧乏だ。でも、とうちゃ んもかあちゃんも、毎日一生けんめい 働いている。 そんな両親を否定されたような気がし、 清太はみじめな気持でいっぱいだった のです。