かきつばたになった少女


かきつばたになった少女2


かきつばたのそばにいると、どの人もほっとし、
心がなごみました。
そんな少女だったので、神様や女神さまたちから、
「かきつばた、かきつばた」といって、かわいが
られています。



「この間、霧が峰へ行ったら、女神さまのように
美しい人たちに出会った。その中に、とてもかわ
いい少女がいたよ」
霧が峰へ行くと、かわいい少女に会えるそうだ。
その少女の名前は、かきつばたというらしい」
そんなうわさが、八ヶ岳のふもとの村に流れてい
ました。
しかし、その少女が、どこに住んでいるのか、誰
も知りませんでした。



「一度で良いから、その美しい少女に会ってみた
い」
「かきつばたと友達になりたい」
 村の少年たちは、みんなかきつばたにあこがれ
ていました。
その中に、狩の上手な足の早い少年がいました。
少年の名前は、山彦。
「おらもかきつばたに会いたいな。いつかきつば
たに会えるだろうか」
山彦も、かきつばたに会える日を、楽しみにして
います。


                      つづく


「かきつばたになった少女」は、信州の霧ケ峰
高原に伝わっている「かきつばた」の話をヒン
トにして、みほようこが書いた物語。



「かきつばたになった少女」は、みほようこ
の四冊目の本・「ライオンめざめる」に収録さ
れています。
「ライオンめざめる」は、風の神様からのおく
りものシリーズ4。



「ライオンめざめる」は、十月七日、、「鳥影社」
から発行されました。
ヤフーブックス・楽天・アマゾン・ライブドア
紀伊国屋書店ジュンク堂など、インターネット
書店でも、注文できます。



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ライオンめざめる―風の神様からのおくりもの〈4〉 (風の神様からのおくりもの (4))

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