ふしぎな鈴


  ふしぎな鈴38


「ホーホケキョ、ホーホケキョ」
かなが近づいても、うぐいすはに
げません。
うぐいすは、かなを案内するかの
ように、かなの前をとんでいきます。



「ふしぎなうぐいすだな」
かなはそう思いました。
うぐいすに案内されて丘へつくと、
桜が美しく咲いていました。
そして、桜の木の下には、校長先
生が立っていました。



「美しい桜だねぇ」
校長先生はにこにこしながらいい
ました。
かなは、おとうさんから聞いた小
桜姫の話を、校長先生に話しました。


              つづく


    昨日の分は、こちら。


http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20081219#p1



「ふしぎな鈴」は、みほようこ
三冊目の童話。
2005年9月、「鳥影社」から
発行されました。









リーン・リーン・リーン。…
五百年の時をへて、心やさしい小
桜姫と現代の少女をむすぶ、美し
い鈴の音が聞こえる。
信州諏訪の「風の神様」が、そっ
と教えてくれたお話。



http://www.bk1.jp/product/02593627



「鳥影社」へ直接注文することも
できます。
    
   送料は無料です。


http://www.choeisha.com/