2017-09-17 竹取物語 童話 帝のお召しに応じないかぐや姫 2 おばあさんは、姫の部屋へ行き、 使者のことばを伝えました。 「姫、早く支度をして、使者のか たに会いなさい」 「私は、美しくありません。だから、 使者のかたには会いません」 「困ったことをいうね。姫、帝の 使者を、おろそかにするわけに はいきませんよ」 「帝が、私をお召しのようです が、帝の申し出をことわったと しても、おそれ多いとは思いま せん」 姫は、使者に会おうとしません。 つづく