女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの


女神さまからのおくりもの 46


第三章 座禅草が咲いている高原で 19


「私とふくちゃん、そんなによく
にている?」
「ああ、よくにている。双子みた
いだ。顔もにているが、むじゃき
でかわいいところがそっくりだ。
二人とも、笑顔がすてきだね」


「清太さん、ありがとう。私、う
れしいわ」
「きよちゃん、座禅草の花ことば
を、知っている? 沈黙の愛だって」
「沈黙の愛って」


      つづく