女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの


女神さまからのおくりもの 45


第三章 座禅草が咲いている高原で 18


「ふくちゃんは、なぜ一人で守屋
山へ行ったのだろう」
清太は、今でもふくの気持がわか
りません。


「おら、きよちゃんと初めて会っ
た時、本当にびっくりした」
「なぜ驚いたの」
「ふくちゃんにそっくりだったか
ら。ふくちゃん、やっぱり生きて
いたんだねって、いいそうになった」


      つづく