2018-01-11 火とぼし山 童話 湖を泳ぐ娘 23 でも、いつもと同じ時間である はずがない。きよちゃんは、い つもより早く家をでたのだろう と、次郎は思いました。 「きよちゃん。どうやったら、こ んなに早くここへこられるの」 「私、次郎さんと会う日には、無 事に次郎さんの所へたどりつけ ますように。一分でも早く、次郎 さんに会えますようにと、心の中 で祈るの」 つづく