[童話]女神さまからのおくりもの
女神さまからのおくりもの 103
第六章 清太、山の中の湖へ 2
家へ帰れば、父や母が心配します。
清太は、白駒がたおれていたという湖へ行こ
うと思いました。
湖をみながら、これからのことを考えようと
思ったのです。
でも、湖は、麦草峠の近くにあるということ
しかわかりません。
麦草峠まで徒歩で、どのくらいかかるのだろ
うか。
清太は、麦草峠に向かって歩き始めました。
きよちゃんは、おらが追い出されたことを知
ったら、心配するだろうな。
やしきにもどり、もう一度、庄屋さまにお願
いしてみたらどうだろう。
つづく