女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの


女神さまからのおくりもの 117


第六章 清太、山の中の湖へ 16


「うまいっ」
一歩も歩けないほど疲れていたのに、木の実
を一つ食べたとたん、すぅーと疲れがとれま
した。
そして、なぜかおなかもいっぱいになりました。


清太は、湖のほとりで、ごろんと横になりま
した。
真っ青な空。青く澄んだ湖。
「気持いいなぁ」
そうつぶやくと、清太は深い眠りに入ってい
きました。


どのくらいの時間がすぎたのでしょうか。
「清太、清太」
誰か、清太をよんでいます。


       つづく