星のメール

[童話]星のメール


星のメール 6


少女は外へでて、空をみました。

雪で清められた空は、海のように真っ青。

そして、空には宝石のような星が、きらっきらっ
と輝いていました。

「わー、なんて美しい星だろう!!こんな美しい
星は、みたことがない」

少女は、宝石のように輝いている星にみとれてい
ました。



「この美しい星を、少年にみせてあげたい」

少女はそう思いました。

しかし、目の見えない少年には、どう思っても星

は見えないのです。

「何か良い方法はないかしら?

こんな美しい星を見たら、少年は驚くだろうな」

少女は、そっとつぶやきました。



         つづく