2019-11-14 黄金色のまゆ玉 童話 [童話]黄金色のまゆ玉 黄金色のまゆ玉 16 「でも・・・あのかたは、もう一つ黄金色の まゆ玉がほしくなって、私にまゆ玉をかして くれないのではないかしら」 奥さんは、なぜかそう思いました。 女のかんです。 そんなある日。 遠くの国から、ひさしぶりに友だちが訪ねて きました。 友だちには、こどもが一人います。 そのこどもが、重い病気にかかり、今にもし にそうでした。 「明神や、おまえに頼みたいことがある。聞 いてくれるか」 「頼みたいことって、なんじゃ」 つづく