うぐいすの橋

[童話]うぐいすの橋


うぐいすの橋 2


四月末のある日。
かなは、いつものようにくにゃくにゃ道を歩
いていました。
すると・・・。
「かなさん、かなさーん」
誰か、かなをよんでいます。
あたりをみまわしましたが、誰もいません。


「ほーほけきょ、ホーホケキョ」
近くで、うぐいすの声がしました。
そして、一羽のうぐいすが、かなの前におり
てきました。
「かなさん、こんにちは。私をおぼえています
か。私は、うぐいすの国の王子です。 昨年、
足にけがをして困っている所を、助けていた
だきありがとうございました。


          つづく