2017-12-06 火とぼし山 童話 月に一度の出会い 7 すると、 「きよちゃん。実は、おれ・・・」 次郎が、いいにくそうに話を始め ました。 「次郎さん。どうしたの」 「実は、きよちゃんと」 次郎さんて、ほんとにじれったい 人ね。 いいたいことがあれば、はっきり いえばいいのにと、きよは思いま した。 「きよちゃんと会っていることが、 主人にばれてしまったんだ。だか ら、しばらくきよちゃんとは会え ない」 「どうして、私たちが会っている ことが、わかったの」 つづく