[童話]女神さまからのおくりもの
女神さまからのおくりもの 18
第二章 諏訪からきた少年 2
「清太さんが、白駒の世話をしてくれる
のね。やさしそうな人でよかった。とう
ちゃんも私も、白駒が大好き。清太さん、
ほかの馬や牛もよろしくね」
きよが、にっこり笑いながらいいました。
「清太さん。もう白駒に会ったの」
「はい。今、会ってきました。白駒は、雪
のように白い美しい馬ですね。それに、や
さしい目をしている。あんなすてきな馬の
世話ができるなんて、幸せです」
清太は、白駒が気にいったようでした。
つづく