女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの


女神さまからのおくりもの 75


ゆうすげの花咲く高原で 26


それに・・・第一、家柄がちがいす
ぎる。
清太の心は、ゆれました。
「おらは、きよちゃんが大好きだ」
こういえたらどんなにいいだろうと、
清太は思いました。


二人は、無言のまま、ゆうすげのつ
ぼみをみていました。
「きよちゃんは、おらのことを、ど
う思っているのだろう」
清太は、きよの顔をそっとみました。


      つづく