2018-02-06 火とぼし山 童話 新しい出発 15 すると、 「次郎さんが・・・」 「次郎がどうした」 「次郎さんがたいてくれた火が」 「きよ。火がどうしたのじゃ」 「火が南にともっていたの」 「何、火が南にともっていたと。 きよ、それは、ほんとか」 「はい。火が、いつもより南に ともっていました。泳ぐ方向を 変えようと思ったとたん、うず にまきこまれてしまいました」 「そうか。やっぱりそうだった のか」 つづく