女神さまからのおくりもの

[童話]女神さまからのおくりもの


女神さまからのおくりもの 129


第七章 女神さまからのおくりもの 8


そんな母の姿をみて、私は大きくなりま
した」
「あなたが七才になった時、あなたの家
へ白駒を送ろうと思いました。どんな娘
に育っているか、心配だったからです」


「湖のほとりに白駒をおいたのは、女神
さまですか」
「はい。きのこをとりにきたおとうさん
に、白駒を拾ってもらおうと、湖のほと
りにおきました。おとうさんは気づかな
いようでしたが、私は木の影からおとう
さんの様子をみていたのですよ」
女神さまは、その時の様子を話してくれ
ました。


        つづく