[童話]女神さまからのおくりもの
女神さまからのおくりもの 134
第七章 女神さまからのおくりもの 13
女神さまは、自殺の恐ろしさについて、話を
してくれました。
「その人の命は、神様からいただいた大切な
もの。どんなに苦しくても、辛くても、定め
られた命が終わるまで、しっかり生きていか
なくてはなりません。生きているだけでもあ
りがたいのです。今の生活を楽しみましょう。
清太の場合は、すでに使命が終わっていまし
た。だから、神様の許しをもらい、私がこち
らの国へつれてきたのです。清太には、もう
少しこちらにいてほしかったのですが、食べ
てはいけない木の実を食べてしまったのです」
つづく