この写真は、みほようこの三冊目の童話・
「ふしぎな鈴」の裏表紙と帯。
ふしぎな鈴「校長先生と桜の鈴」の章の挿絵。
挿絵は、長野ひろかず先生。
「かな、いいものをあげよう。桜の鈴だよ。
ほら、良い音がするだろう」
「リーン・リーン・リーン」
校長先生が鈴をふると、鈴虫が鳴いている
ような音色が、あたりにひびきわたりまし
た。
「かな、この鈴をふるとね、花や小鳥とお
話ができるのだよ。
でも、本当にやさしい心をもっている時し
か、話をすることはできない。
かなが今のようにやさしい心をずっともち
続けることができれば、かなが好きなお月
さまや星とも、話ができるようになるよ」
「わぁ、うれしいなぁ。もしかして…もし
かして…その鈴は小桜姫さまが大切にして
いた鈴ですか?」
― 「校長先生と桜の鈴」の章より −
「校長先生と桜の鈴」の章
http://www.geocities.jp/dowakan/husigisakuranosuzu1.html
ふしぎな鈴
http://www.geocities.jp/dowakan/douwasyuu3.html
「ふしぎな鈴」は、2005年9月、
「鳥影社」から発行されました。
信州諏訪の「風の神様」から聞いたお話。
「風の神様からのおくりもの」シリーズ3。