鹿になった観音さま4
「タケル、チハヤ。どうした」
でも、二匹の犬は、なきやみません。
ますますはげしくないています。
「近くになにかいるのだろうか」
三郎は、あたりをみまわしました。
でも、なにもいません。
「がさ」
「ごそっ」
どこかで音がしました。
すると・・・。
三郎の目の前に、大きな鹿がとび
だしてきました。
黄金色の美しい鹿でした。
つづく
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