八千矛神の歌物語 4
緑の山に日が暮れたら、夜にはおいで
ください。
朝日のような晴れやかな顔でやってき
て、白い腕で淡雪のような若い胸をや
さしくだいてください。
そして、私の手を枕にして、いつまで
もゆっくりお休みください。
だから、あまりこいこがれますな。
八千矛神へ。
その日、大国主命は、沼河比売に会わ
ず、やしきへ帰っていきました。
次の日の夜。
二人は会い、そして結婚しました。
つづく
八千矛神の歌物語 1
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130221#p2
八千矛神の歌物語 2
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130222#p1
八千矛神の歌物語 3
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130223#p1
「八千矛神の歌物語」は、「いなばの白
うさぎ」「赤い猪」「蛇の室・かぶら矢
の試練」「スクナビコナ」のつづき。
読んでいないかたは、お暇な時に読んで
くださいね。
http://d.hatena.ne.jp/dowakan/20130221#p1