2017-11-22 火とぼし山 童話 湖の氷の上を歩く娘 6 無事に湖をわたりおえた娘は、山 に向かって歩き始めました。 娘は、急な道をどんどん歩いてい きます。 「なんて足の早い娘だろう」 明神さまは、小声でつぶやきました。 「次郎さん、こんばんは」 「きよちゃん。今夜は、ずいぶん 早かったね」 「湖の氷の上を歩いてきたの」 「えっ、氷の上を?」 次郎が驚いて聞きました。 つづく