2017-12-02 火とぼし山 童話 月に一度の出会い 3 「私は、次郎さんの笑顔をみる だけで幸せ」 きよは、心の中でそっとつぶや きました。 「次郎さん。いつものお酒よ」 「きよちゃん。このとっくり、 どうしたの。すごく熱い」 「いつものように、手で温めて きただけよ」 きよちゃんはそういったけれど、 手で温めてきただけで、こんな に熱くなるものだろうかと、次郎 は疑問に思いました。 つづく