2018-01-16 火とぼし山 童話 湖を泳ぐ娘 28 次郎は、自分の気持をコントロー ルすることができなくなっていま した。 そのため、きよの話を聞いていま せんでした。 「次郎さん。ぼんやりして、どう したの。具合でも悪いの」 きよが、心配して聞きました。 「いや、なんでもない」 次郎が、ぼそっといいました。 その夜、きよは一人でしゃべっ ていました。 つづく