2019-03-20 火とぼし山 童話 [童話]火とぼし山 火とぼし山 26 第三章 湖の氷の上を歩く娘 8 「氷の上を歩く娘? 明神さま。湖の氷は、 まだ薄い。氷の上を歩くなんて、危険です。 こんな寒い日に、湖に落ちれば死んでしま いますよ」 足長が、心配していいました。 「だから、娘が湖に落ちないように、二人 でみはっていてほしいのじゃ」 「明神さま。娘は、なぜ氷の上を歩くので しょう。しかも、夜中に」 手長が聞きました。 つづく