2008-01-01から1年間の記事一覧

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴32 「かな、みてごらん。朝顔の芽が でてきたよ。かわいいだろ」 「かな、つるがのびてきたよ」 「ほら、みてごらん。つぼみが三 つもついたよ。 もうすぐ花が咲くよ。楽しみだね」 朝顔の花をみていると、おとうさ んの声が、なつかしく思い出…

りゅうのひみつ日記

12月10日 よんだ[童話]明神さまの姿をみた少女を 読んだよ おだやかな人になれるんだよ おしまい 明神さまの姿をみた少女1 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20081211#p1 今、みほようこの日記では、 童話「明神さまの姿をみた少女」を 連載しています。…

白椿

「花のほほえみ」より 白椿

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴31 「黄金色の鳥は、あちらの国って いったけれど、あちらの国ってど こにあるのかしら?」 かなは「あちらの国」ということ ばが、気になりました。 次の朝、かなは黄金色の鳥がとま っていた柱時計の上を、そっとの ぞいてみました。 黒い種が…

母の短歌30

見渡す限りキャベツ畑つづく野辺山高原に 収穫する人等点てんと見ゆ 初老の吾等体形のみにくさを嘆きつつ 多嘉示作の「裸婦像」前に立つ 玉城先生の短歌講演をきき書道展を見 心豊かに一日過ごしぬ 温かき友の言葉に励まされ 八つ手の花に群れる蜂見てをり

はてなハイク

昨日から、「はてなハイク」を始 めました。 「はてなハイク」 dowakan http://h.hatena.ne.jp/dowakan/ 気づいたことを、気軽に書いてい きたいと思います。

りゅうのひみつ日記

12月10日 かんそう[WEB]花のほほえみを読んだよ クリックするみたい おしまい 「花のほほえみ」の記事 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20081210#p1 花のほほえみ1 http://f.hatena.ne.jp/youko510/ ・ クリックすると、画像が 大きくなります。 ・ …

柿の実

「花のほほえみ」より 柿の実

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴30 まっくらな部屋の中で、柱時計の 上だけが、明るくきらきらと輝い ています。 よく見ると、黄金色の鳥が、柱時 計の上にとまっています。 見たことのない、美しい鳥でした。 「かなさん、私は遠い国から、あ なたのおとうさんを迎えにきまし…

母の短歌29

なにごとも善意に解して生きゆかむ 今日の日記にそれのみ記しぬ 明日蒔かむ三色スミレの小さき種 障子紙濡らしてその上にひたす 標高の高まるにつれて白樺の 木肌白じら秋日に冴え来ぬ 真向へる縞枯山は秋の日に 白白縞なし静もりてをり

「はてなハイク」を始めました。

今日から、「はてなハイク」を始 めました。 「どうやって、投稿するのかな」と、 気になっていた「はてなハイク」。 携帯電話からも、投稿できるのが いいですね。 dowakan http://h.hatena.ne.jp/dowakan/

すすき

「花のほほえみ」より すすき

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴29 おとうさんと沼へおにやんまや銀 やんまをとりにいったこと、庭で きあげはや黒あげはをとったこと が、まるで昨日のことのように、 なつかしく思い出されました。 「やさしいとうちゃんだった。 私はとうちゃんが大好き」 かなは、心の中で…

母の短歌28

堪へしのぶことにも慣れて強くなりし 夫亡き四年長し短し 三年間体を擦りて片減りし カメノコタワシを捨てがたくゐる 亡き夫との思ひ出残る神の峯 テレビ塔よぎる雲を見てをり 病む姑に二十五年間仕へきて 六十路迎へしと友しみじみと言ふ

野沢菜

「花のほほえみ」より 野沢菜

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴28 時間がたつにつれ、おとうさんの 体が、だんだんに冷たくなってい きました。 「とうちゃん、とうちゃん。 目をあけて。ねえ、とうちゃん、 おきて…」 かなはおとうさんの体にしがみつ き、体をゆすりました。 さっきまで元気でいたおとうさ…

母の短歌27

平凡な主婦にて終はるこの一生 幸せとも不甲斐なきとも思ひぬ 意のままを言へば互いに傷つかむ 逢ひたる今日も黙しがちなる 在りし日に夫の座りし場に座り 雨の一日をチョッキ編みつぐ 一枝の椿を彫りし亡き夫の 手作りの俎板心こめて磨く

りゅうのひみつ日記

12月6日 よんだ[童話]星のメールを読んだ 少年は驚くんだよ おしまい 星のメール6 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20081206#p1 今、みほようこの日記では、 童話「星のメール」を連載してい ます。 星のすきな少女のお話です。

南天の実

「花のほほえみ」より 南天の実

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴27 「この鈴はね、鎌倉の和尚さんか らいただいた鈴だよ。 この春、丘へ桜を見に行った時、 小桜姫の話をしてあげたね。おぼ えているかな? この鈴は、小桜姫が大切にしてい た鈴の一つだよ。 小桜姫はね、二つの鈴を大切にし ていたのだよ。 …

母の短歌26

ブロック塀をたちまち緑にうめし蔦に 音たて一日雨の降りつぐ 昭和七年吾ら入学の名簿の中に 二十三名もの逝きし人あり 亡き夫の天塩にかけし吊り忍 淡き緑のほぐれ萌え来ぬ わが子らの誕生地それぞれに異なるを 古きアルバム見つつ思へり

りゅうのひみつ日記

12月5日 よんだ[童話]星のメールを読んだよ 雪がやむんだよ おしまい 星のメール5 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20081205#p1 今、みほようこの日記では、 童話「星のメール」を連載してい ます。 星のすきな少女のお話です。

白椿

「花のほほえみ」より 白椿

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴26 ー 朝顔のエスカレーター ー それから一年後。 残暑の厳しい九月五日のことでした。 大好きなおとうさんが、心臓病で急 になくなってしまいました。 しんきんこうそくでした。 「かな、おじいちゃんとおばあちゃ んに、かわいがってもらった…

母の短歌25

遠く来て宿りし大島の民宿に 潮騒の音沁みて聞きをり 霧深く登頂あきらめし三原山の 黒き溶岩二つ拾ひぬ 被害者意識強き人と話しゐて 吾が心まで暗くなりたり 早春の陽射しやはらぐ丘畑に 夕おそくまで人動く見ゆ

りゅうのひみつ日記

12月4日 かんそう[童話]星のメールを読んだよ 雪が降るみたい おしまい 星のメール5 http://d.hatena.ne.jp/youko510/20081205#p1 今、みほようこの日記では、 童話「星のメール」を連載してい ます。 星のすきな少女のお話です。

柿の実

「花のほほえみ」より 柿の実

ふしぎな鈴

ふしぎな鈴25 じいちゃーん、じいちゃんはどこー」 かなはおじいさんの家へ行くたびに、 おじいさんを探して歩きました。 でも・・・おじいさんはどこにもい ませんでした。 「死ぬということは、姿がみえなく なるということなのかしら」 かなはそう思い…

母の短歌24

心通う友等を招き食事せむと 一時間早く床を離れぬ 冬のまに五加の刺をとることを 友の歌にて初めて知りたり 埃立つまでに乾きし門先に まばらに散れる松葉掃きよす 自信なき旧仮名づかひに心配り 新入会の歌稿書きをり

すすき

「花のほほえみ」より すすき